第46回 東京モーターショー 2019 OPEN FUTURE

カワサキ

ワールドプレミアNinja H2 CARBON

市販車(品)

川崎重工グループの技術を結集して作り上げた、究極のハイパフォーマンススポーツモデル
ガスタービンや航空機用エンジンの技術を応用した、完全自社設計の「998cm3水冷4ストローク4気筒スーパーチャージドエンジン」がさらに熟成されて再登場。吸気チャンバー内のディフューザー追加など、さらにパフォーマンスを高めたエンジンは231psにパワーアップし、圧倒的な加速力を生み出します。また、新しいTFT液晶メーターやスマートフォン接続機能、小傷を自己修復するハイリーデュラブルペイントの採用など、高品質も極めたハイパフォーマンススポーツモデルです。

KLX230

市販車(品)

気軽にオフロード走行も楽しめるデュアルパーパスモデル
KLX230は、新設計の空冷4ストローク232cm3単気筒エンジンと、新設計のペリメターフレームを、モトクロスレース車である「KX」を想起させるデザインでスリムにまとめた新しいデュアルパーパスモデルです。
中低速回転域でのパワー向上、車体の軽量化、そしてデュアルパーパスモデル用に新たに開発したABSを搭載。オンロードでもオフロードでも安心して走行できるKLX230は、ビギナーからベテランまで幅広いライダーに楽しんでいただけます。

650-W1

参考出展

「大型バイクのカワサキ」の起源
1960年代、125-B8の対米輸出で端緒を開いたカワサキは、アメリカ市場の大型車志向へ対応するため、カワサキ500メグロK2の排気量を496cm3から624cm3にスケールアップした試作車X650を、1965年の第12回東京モーターショーで公開し、翌年650-W1として販売を開始しました。
真紅のキャンディカラーと上質なクロームメッキの斬新なタンクデザイン。当時国内最大排気量のエンジンが生み出す最高速は185km/h、0-400mは13.8秒。アメリカ市場を見据えてつくり出されたこの高性能のバイクによって、カワサキはビッグバイクメーカーとして世界に名乗りを挙げたのです。

Ninja ZX-14R HIGH GRADE

海外向けモデル

 
カワサキを代表するスポーツバイク「Ninja」シリーズの最大排気量モデル。1,441cm3並列4気筒エンジンは、強烈な加速性能と高速性能に加え、スムーズで扱いやすい出力特性をも兼ね備えています。また、大排気量でありながら独自のモノコックフレームによるコンパクトな車体を実現し、スポーティなハンドリングとしました。今回展示するアジア地域向けモデルでは、アップハンドルを採用しさらにリラックスした姿勢で快適にライディングが可能です。またハイグレード仕様は、ブレンボ製M50ブレーキシステムやオーリンズ製TTX39リヤサスペンションを採用。フラッグシップモデルにふさわしい装備としました。

Z900RS

市販車(品)

 
900ccクラスの並列4気筒エンジンや流麗な形状のフューエルタンク、特徴的なテール形状など、歴史的な名車、Z1への尊敬の念と強いこだわりを持って開発されたZ900RS。スーパースポーツモデルゆずりの足まわりや電子制御技術を採用し、スポーツライディングを気軽に楽しめる構成としながら、往年のZが持っていた人間の感覚に対し先走らないレスポンスをあえて作り込み、人の意思に丁寧に応答するフィーリングを実現しています。また、エキゾーストシステム全体の形状やグラスウールの密度に至るまで調整を行い、エモーショナルなエキゾーストサウンドを作り込んでいます。ライダーの心豊かな時間、「操る悦び」を提供するために、スタイル、乗り味、サウンドにこだわりを持って創りあげられたZ900RSは、Z1と同様、時代を超えて愛される魅力に溢れています。

Ninja ZX-10RR(鈴鹿8耐優勝車)

レース車両

 
1位が目まぐるしく変わりつつ、トップ3チームが全て216周を走行するという、類い稀なる接近戦だった2019年の「鈴鹿8時間耐久ロードレース」。この伝統あるレースに、カワサキはファクトリー仕様のNinja ZX-10RRで参戦し、1993年以来、実に26年ぶりの優勝を収めました。レースマシンのベースとなるNinja ZX-10RRは、2019年モデルから新たに採用されたフィンガーフォロワーロッカーアームやチタニウム製コネクティングロッドにより、エンジンパフォーマンスが向上しました。この市販モデルに、レースレギュレーションにあわせた入念なファクトリーチューニングを施し、戦闘能力を向上させています。また、夜間走行用のヘッドライト、燃料供給用のクイックチャージャー、タイヤの着脱が容易なクイックリリースといった、耐久レースならではの装備も特長です。

カワサキ500メグロK2

参考出展

 
日本製のモーターサイクルがまだほんの一握りを除いて小排気量車しかなかった時代、カワサキはOHV並列2気筒496cm3エンジンを搭載した世界基準のビッグバイクをすでに販売していました。エンジンは1927年創業の、日本の名門バイクメーカー目黒製作所の同排気量並列ツイン「K」がルーツです。カワサキは1960年代に目黒製作所を合併し、戦前から続く同社の技術を継承。1965年に発売したK2は、目黒時代のKの設計を元に川崎航空機内で新たに設計しており、耐久性、最高速度ともに向上を果たしています。このK2ベースの試作車を経て、W1が登場することになりました。

ワールドプレミアZ2 / Z1シリンダーヘッド再生産

参考品

 
1973年に発売した「750RS」(以下、Z2)とその国外向け輸出仕様である「900 super4」(1972年発売。以下、Z1)。 両モデルともに発売直後から大好評を博し、結果世界で累計10数万台以上を販売し、カワサキのモーターサイクルを象徴する歴史的なモデルとなりました。 発売から約半世紀が経ち、旧車と呼ばれて久しいZ2/Z1ですが、現在でも多くのライダーから憧憬をもって愛され、 レストアにより実走行が可能な美しい車両が数多く現存しています。当社は、Z2およびZ1のオーナー様のモーターサイクルライフスタイルをサポートするために、シリンダーヘッドの再生産を決定しました。 今回再生産するシリンダーヘッドは、当時の図面に規定された仕様を、現代の設計基準・製造技術・製造法により具現化するというコンセプトで新たに開発しております。 生産は、国内の明石工場(兵庫県明石市)にて行います。
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